2016年3月14日月曜日

詩 04


   行くも険しいこの道の先 約束していた未来がある

 ただひたすら時が過ぎるのを待ち 再会の時をただ心焦がれ

 皆が同じ方向へ歩き出す それは皆が願った同じ色の景色

 長く先の見えなかったその場所 仲間の声だけ頼りにひたすら目指した

 辛かったのももうすぐ終る 最初は必ず笑顔で手を振ろう

 かける言葉はただ一つ みんなおかえりなさい
                               その先へ


  
何故か人は道に迷う 案内があっても呼んでいる声がしていても 不安が歩を止める
 いくつも重ねていく事で見えてくる道 喜怒哀楽が道案内 一つも無駄じゃない

 ぎらぎら夏の日差しは厳しくて さんさん容赦なく降り注ぐ とてもいじわる

 こんな時こそ木陰に入って 一息つきながら 逆に楽しんでみる

 ひまわりは真っ直ぐ伸びて セミ達は命を繋いでいく 空は青く雲は白いよ

 生きているのだもの 厳しい時はいつでもやってくる 無神経に押しかけてくる

 嫌がって飲まれてもきりがない 冷やして丸ごと召し上がれ 

 暑いときに飲む冷たい物だけが糧になるのではない 心に種として蒔こう

 乗り越えた先には実りの季節 糧を得た種は何よりも頼もしく育つでしょう
                                                 夏の種
 はじけると心鳴らし 夜空に浮かぶ沢山の思いと 未来への不安を燃やして美しく
 見たもの全てにまほろばへの道を 過ぎ去る時に命を感じ 輝き散るは満天の花火
 

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