2016年12月14日水曜日

詩 100

∩ .∩ 
.い_cノ  / ̄>O 
.c/・ ・っ (ニニニ)△△ 
.("●" ) .(・ω・`)[∥] 
O┳Oノ)=[ ̄てノ ̄ ̄] 
◎┻し◎ ◎――◎=3


少しずつ積み重ね 一輪咲きまた一つ どれも違う種が色付く

真白の蕾が綻ぶ 時を刻み膨らんで 咲き誇る十色の詩花

想いは花弁 涙の雫は心の糧 嬉しき事も悲しき事も

四季を感じ詠う 御空へ詩響かせ 遠い山々まで木霊する

いくつもの季節越え 樹となり実をつけ 千の花を咲かせるまで


                                     百詩




自然は美しく、見渡せばどこにでもあるものです。
良き事ばかりではなく、悲しみに暮れる事もあるでしょう。
いつでも忘れないで、どこを向いても美しき世界。
四季は色んなことを教えてくれます。
いつまでも学び歩いていきましょう。 辛き事もきっと糧になります。
百の詩、少しでも何かの足しになれば幸いと。 ('ω')






2016年12月7日水曜日

詩 99

 ,.。 ο    ,.:-一;:、   o
        .ミ;;;,.,,,;;;;:゙ミ.   ο
   ,.  ゚   (´・ω・`)∫ ,.。
         ( ∩∩ ).旦   ,.



暁鐘の音がどこからか 銀杏の筏が空を舞う 漕ぎ出したのはいつからか

寒花を衣に羽織り 心寒くならないよう 波間の鳥を追いかけて 

憧れるのは雲の向こう 櫂は一漕ぎ少しずつ 雲虹の橋を越えていく

明けの月は幻か 流れに逆らわずどこまでも 果てまで響くは詩の花




                         詩花





しっかり見ていてもわからなくなる。 どこから来たのかどこへ行くのか。
迷い進むのが当たり前なのかもしれませんね。
船乗り気分で心揺らして。 いつの日々も陽は暖かく。
心穏やかに凪を思いて。 ('ω')


                          
                        

2016年12月1日木曜日

詩 98

 __ 
 | | 
 | | 
 | .| ∧oヘ 
 | |(´・ω・)   
  ̄ |(ヽ ヽ 
  ε⌒》 ヘ⌒ヽフ    
  (  (  ・ω・) 
   しー し─J



空の果てへ桜紅葉 科戸の風を追いかける 舞う葉は紅点し

ずっと遠くに約束した この先にあるはず 真直ぐ歩いてきたはず

前だけ見てるとわからない 歪に曲がる足跡の道 振り返れば残る軌跡

少しずつ移ろいゆく いつの間にかあっという間 葉は散り冬だと気付く

ただ今を生きて 昨日までを苗床にして 明日はもう一度咲く花


                                    散る紅



出来ない事より出来る事。 少しでも今を感じられるよう。
昨日はもう糧になったから、明日は蕾なのだから。
今は迷いても、気が付けば咲いている。 歩き続けるのでしょうから。  ('ω')










2016年11月27日日曜日

詩 97

        ヘ⌒ヽフ ヘ⌒ヽフ 
     (* ・ω・) (・ω・* ) 
     ( つ(⌒⌒) と   ) 
     と_)\/ (_(_つ




冷たい風が通り過ぎ 舞いあがる落ち葉達 どこか遠くへ旅立つ時

幸せを葉に乗せ 行き先不明の果て無き所へ 人は誰も気が付かず

沢山の良き事あるよ 風に乗って届きますよう 星達の光に乗って

流れた涙は素敵の証 心あるものの姿 糧にして歩く一歩の力

                                   舞う葉の幸運





自然は厳しく偉大なものです。
色々な事も教えてくれますね。 見渡せばそこは教科書です。
少しでも何かを感じられたのなら、それだけで一つ掴んだのでは。
ほんの少しの事を大事に。 心の階段にしていけますように。 ('ω')


2016年11月17日木曜日

詩 96

        _,.r――――ュ、 
     ,イ ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ 
     |l     _   l| 
     ヽ,  _,.-┸┸- 、_/ 
 ___   {} f===========t{} 
 `ヽ ヽ  rシ'´ ̄ ∧_∧ ̄`ヾ) 
 | 丶 7     ( ・ω・)   ヽ 
 |  `'i   _ ( つ旦O_   |  
  ヽ   |   人____人   | 
    `-|  ~{ /※ ※ ※ ※}  | 
     ヽ  `ー-------‐'´  / 
      ` ― ----- ―



朝は鴇羽色 枯葉がひらはらり 凪の水面に色灯る

月は十六夜 一滴零し 春を思いて花咲かす 

一輪のみの冬報せ 一目に止まり 一日の夢模様

帰り花心に映し 枯れ散らさぬよう 大事ほど儚きもの

                            
                             鴇羽の朝




これから冬ですね。 小春日和に咲く花はほっこりします。
紅葉し、落葉し、切なくなりますね。
真白の世界に見失わないように、心にいつも一輪の花を。 ('ω')

 





 

2016年11月8日火曜日

詩 95

       . -‐- . 
     /      \ 
.    , '          .丶 
    /                ':, 
.   ,:'                   ':, 
.  ,'              ', 
  i,\ ∧ /\ /\ /丶/\∧! 
      .んヘ/V'ヘy
       (  ・ω・) 
      (ノ'ヘ/V'ヘ'|) 
  |\ ∧ /\ /\ /丶/\/| 
.  ',              ,' 
.  ':,              / 
   \          / 
     `  .. __ ..   " 



秋光が丘に差す 冬芝の芽が背比べ 輝く命は力に満ちて

瞬き忘れて足が止まる 違う世界に引き込まれそうな 短き時の美しさ

求めればきりがない いつか破裂する風船のよう すぐ傍で足りるはず

あれもこれもと それもどれも 手は二本しかないはずなのに

溢れると粗末にする 足りないくらいで大事にしよう また喜び気が付くため



                                    光の冬芝



昔の人のいう事は良き事が多いですね。 ('ω')
ちゃんと選り分けつつ、学んでいきたいものです。
甘いものは腹八分、夕飯が美味しく食べられますように。

2016年10月26日水曜日

詩 94

     /V\
    /◎;;;,;,,,,ヽ
     ━╋━ 
     ━╋━ 
     ━╋━       ,ハ,,,ハ 
.      人      ε=(・ω・ ) 
       ̄        (,,u,,,u)o



踏みしめると音がする 実りの彩と色 鮮やかに混じり合い

道端の石に居眠り猫 落ちゆく葉に埋もれて 柊の香が漂う

和む心を吸いこんで 不毛な心を掃出し 微笑む心にそっと添え

紅は命の温かさ 黄は陽気を思い出させ 燈は笑みを灯らせる

落ちゆく葉を見上げ 空には白き雲 ひと時の微睡み


                                  落ち葉






生きていると色んなことが降り積もります。 
全て栄養にとは、うまくいかないもので不要なものも積もりますね。
美しき世界を眺めながら心のお掃除をしましょう。
要らないものを吐き出せば、新しき喜びが入る所が出来ますよ。 ('ω')

2016年10月19日水曜日

詩 93

     (  (          _
      ) )            __(;;; )___
   i⊂二⊃ i         /´_ _ _ _     ,ji
   |  ∧,,∧ |ニヽ,.     ||::::::::::::::::::::::::::{
   |(・ω・)| 〉 ) ,.-‐ij;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{○○‐-、
   |(   ) |ノノ     ー==============─'
   `ー---‐'




枯茶の土が染まりゆく 黄葉した銀杏が落ちて 黄金の絨毯を作り出す

変わりゆく色々なもの 花咲き枯れてまた芽吹く 黄金もまた枯茶に戻る

思い貫き通しても 巡り回れば形は変わる 新たな形は憂うものでもなく

色に魅せられ心迷う そんな時も後には笑える 黄金に混じった翡翠の実 



                                  黄金の種





色々と違うもの、それらは共にあるから意味があるのでしょう。
片方だけでは成り立たない、どちらかに傾いてもよろしくない。
微妙なバランスは取れているようで、そうでないのかもしれませんが・・。
未来永劫と変わらないものはなく、生まれ変わりつつも良くなっていく。
そんな風に思い至れるようにと思います。 ('ω')







2016年10月6日木曜日

詩 92

  ・   。      *   ☆ ゚   
         /´i ∧∧
         i゙ ゚ゝ(*´ω`)
         !  ー、( っ日o  ・  。  ゜  ゚  ゚ .
        ヽ,,  `ー(^)-ァ^)
           `''--―'´ ̄
       ゚         ・。
          ☆         ゚   ☆彡 。




東の果てが白む頃 露玉乗せた葉はしなり 畔に陽光が射す

古い切り株にきりぎりす 役者のように立ち振る舞い 自慢の歌が響きゆく

心に映せよ露玉の鏡 色なき色は澄んでよう 何もなくとも美しかろう 

悲喜こもごも 無駄を重ねて心伸びゆく きっと何かの役には立つ



                               誰も居ない舞台





何気なく頂いた一言。 ずっと心に響いていたりします。
軽い気持ちの優しさが何よりもの救いになったり。
意図して人を救うのではなく、意識せずともそうありたいと願います。
透明の露玉のように濁る事なくいられますように。

                          


2016年9月23日金曜日

詩 91

  ( ´・ω・)    .∫∫      .∧,∧ 
  ( つ  O――{}@{}@{}-    ( ・ω・ ) 
  と_)_)  从从从从     ゚O-O゚


夏の実りを残す頃 古き街へと続く橋 三毛の猫は今日も昼寝

欄干の上が寝床 柳の木の日除けがお気に入り 邪魔するものは何もなく

そっと番傘差し伸ばし 一瞥貰いて微笑み返す 小さく大事な心の時

橋を守るのが役目の猫 縁と人とを渡す役 渡れば心が和む橋 



                                    猫の護橋





橋は不思議な感じがするところだと思います。
あちらとこちら、境目のような。
猫が繋ぐ色んな縁。 可愛い猫様に導かれて。
良きものに導かれていけますように。

2016年9月13日火曜日

詩 90

               , - 、
   , - 、i'・ω・`ヽ,,・ァ, - 、 
  4 ・   ゝ - 、i'e・ ヽ、・ァ 
  ゝ   i e・  ヽ、 ,,.-''´| 
 |`"''-,,_i   ,,.-''´    | 
 |    "'''i"    ,,.-'" 
 `"''-,,_.  |  ,,.-''" 
     "'''--'''"



秋雨が遠く去り 空の彼方を朱く染め 心の時を狂わせる

一時の儚きもの 美しき心惹かれるもの 迷い誘い惑わせるもの

手の曳かれるまま 逆らう事は難しく 森の影が物の怪に見えて

華やかな世界は対岸に 慎ましき事は良き事と 踏み止まる心を握りしめ

明日も染まる彼方の空 朱の色に込められる意味 あちらとこちらの境目


                                     秋空の朱



秋の夕焼けは、とても美しいです。
毎日空を見上げては、短い時に見惚れています。
あちらとこちらの境目に立ち、眺めているだけも良い事かと。
手の届かないものがあるからこそ、なんて思ったりもします。 ('ω')







2016年9月6日火曜日

詩 89

         (´・ω・)
         (  つ(\      
      (\_ノ(___)⌒ ⌒ヽ_
   ・+. ) ____  ・_つ
 +゜+.゜・+(/+     (/
゜+゜++.゜.+.・+.゜     (  ヽ   ⊂⊃ 
+゜+.゜・+ ⌒ヽ    (     ) 
゜+.゜ (    '   (       ヽ⌒ヽ 、   γ
+   ゝ    `ヽ(   ⌒          )     (⌒ 、 
_____________________________________________________________________ 
 ~~     ~~       ~~~



嬉しくなぁれ 嬉しくなぁれ 昨日の御飯は今日の元気

美味しくなぁれ 美味しくなぁれ 今日の御飯は心の元気

楽しくなぁれ 楽しくなぁれ 明日の御飯は未来の元気

笑顔になぁれ 笑顔になぁれ 作った人の元気になぁれ

心になぁれ 心になぁれ 毎日の御飯は沢山の命


                           給食



頂きますをする前に~なんて勝手に思ってます。
美味しいご飯が沢山の笑顔になりますように。
食べて進みだす一歩、なんてのもあっていいのではないでしょうか。 ('ω')

2016年8月31日水曜日

詩 88


      ┌─┐
      |美│
      |  |
      │ |
      │ 味│
      │  │
      └─┤
         │       _。_   _。_    ∫∫∫∫∫    ∧,,∧
         │     c(__ア c(__ア  旦旦旦旦旦 ( ´・ω・)
     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|─□(  つ_0
  ~ ~ ̄◎ ̄◎ ̄   ̄◎ ̄ ̄ ̄◎ ̄   ̄◎ ̄ ̄◎ ◎ヽJ┴◎





涼風に乗って尾羽は舞う 空は高く雲も疎ら 見渡す世界はどこまでも

鬱蒼とした野原 虫達の鳴く声で沢山を知る 良き事ばかりではない

そこに何かあるはず 抱えきれない事柄の中 目の前の事は意味がある

目を逸らせば流れゆく 一度しかない今この時 何もなくとも過ぎていく

野分に飛ばされないよう 舞えば何か目印にはなる 分け合う事が出来るはず 


                                     朱の尾羽


最近は色々と考えることが多く、貴重な体験だと思っております。
学ぶことはありがたく、すり減っていくのも感じますが・・・。
生きていくのは大変です。 みんな何かを抱えています。
お互いに持ち合えたら、重いものも軽くなるのでは。
沢山の事を考えすぎて、少し混乱気味の最近でした。

2016年8月26日金曜日

詩 87

            * * * 
           *  *   *  *
            *  *   *  *  *
          * *  *  *  * *  
    )      *  *   *  *     
     )         * * *      
                        
      )          
    ;         
 //    
 |                         

 |         ∧ ∧              ∧∧       ∧∧
 |        (    )    ∧ ∧      (   )       (  .)   
 ヽ     ,、   (,,,_)    (   )       ( o )      (  ) 
        .       ( o )      
  



古くからある石畳 ずっと後ろに続いている 背を向ければ戻れない

咲けば何より艶やかで 散れば葉だけの月なみ樹 秋を待たずに枯れ落ちる

不徳を抱え前を向く 気にも留められぬ落葉の中 悲しみだけは樹に宿り

縁の環から外れても 春にはまた咲き誇る 例え刃の雨が降り注いでも

誰も知らない巡るもの 寂し悲しの物語 咲いた影にも花はある




                                  落葉の桜




秋口の桜は静かに葉を落とします。 誰も見向きもせず知りもせず。
小さな声で、何かを囁いているような。 聞こえますか。
艶やかなものにも寂しい時はあるものですね。
長く朽ちる事無く、また美しき花が咲きますように。

2016年8月24日水曜日

詩 86

   ∧_∧ lヽ,,lヽ
  ∬ ( ・ω・ ) ( ・ω・ ) ∬ 
 (ニニニ∪ニニニニニニニ∪ニニ) 
 ',;;;;;;;;;;;======;;;;;;;;,' 
  ',;;;;;;,r´兵 |ど `lヽ;;;;;,'
  ',;;;lト| 衛 |ん ̄l ,;;,'
   ゝニニニニニニノ




藍の底から湧き出でる 清き泉の透明よ 沈みゆく身は軽くなく

差し込む光は掴めない 伸ばした手を射続ける 瞳の先には何もなく

夢見し時は輝いて 宴の最中に立ち寄るような 賑やかなれど音はなく

芽吹き伸びて空を見る 咲くも散るも決められず 風に乗るのは種の時

撫でし子が指す道へ 揺れる花束を胸に抱き 遠音に響く鈴を追いかけ



                                  晩夏の撫子




過ぎ行く季節は寂しいものですね。 何か手を振っているような。
一つ一つの事柄に教えてもらい、一つ一つを刻んでいきたいものです。
憂う時は多いけれど、その中にも笑顔を多く持ちたいと思います。
人生は曇りのち雨、時々晴れ。 その位がいいのかもですね。 

2016年8月12日金曜日

詩 85

       ○ 
       o 
       。o 
       。 
      。 __ 
    (・ω・)/∈∋|   
(ヽ/ ̄ ̄U ̄ ̄ ̄ ̄\ 
∈∋ 〓 ◇◇◇ 〓¢ )
(ノ\     ロ ロ   丿 
    ̄ ̄\二二/


 
水が澄めば空も晴れる 水が濁れば空も曇る 水滴一つで変わりゆく

木漏れ日の森 朽ちた社に清水湧き 割れた鏡を覆い尽くす

瞳に映らぬ唯一つ 誰も見る事叶わぬ 己の姿形は人にしか見えぬもの

水鏡は真を映す 笑えば笑い泣けば泣く 人の振る舞いは表と裏



                                水の森の水鏡




気が付かないうちに不幸な顔になっていませんか。
あなたが泣くと周りも泣きます。 笑顔でいれば、皆笑顔になるでしょう。
人は一人ではない。 縁のある人達に少しでも福を。
いつでも心に湧水を。 心に清水湧き、濁る事なく笑えますように。



 


2016年8月9日火曜日

詩 84

     △      △    △
   ノノノハヽ   ☆ノノハヽ  〆〃ハハ
    リl|*´∀`l|   ノk|・ω・)  リ|*・ヮ・)|
    |  フ フ    | フ フ    |  フ フ
 ~~ ノ_ノ ~~ ノ_ノ ~~ ノ_ノ




物悲しい秋を呼び 空は白藍に染めて 丸い太陽の傘を広げる

焼けつく暑さは命の証 試練でも厳しさでもなく 優しさを天より差し伸べる

見上げた先に入道雲 鬼のような腕を伸ばし 傘をしっかり支え持つ

見果てぬ夢は心の力 高鳴る鼓動は希望の存在 輝く涙は生きる願い

去りゆけどまた巡りくる 逃そうともまた掴んで 滅びの歌はまだ早い


                                     鬼の日傘




人は生きていかねばなりませぬ。 
誰に決められたわけでもなく、誰に強いられたわけでもなく。
小さな事でも、大きな事でも、地に足を付けて生きていきましょう。
涙は虹を、笑顔は福を、怒りは思いやりに変えて、どこまでもどこまでも。








2016年8月3日水曜日

詩 83

          ∧_∧
         ヽ/ ・ω・)ノ lヽ,,lヽ
    ノ)     { /   、(・ω・ )ノ  ノ)
   ~(@)    ヽj´      )_ノ   (@)
 : : ...,,,;:;:;:;;;;:::;;;;;;; : : : : : : : : : : : : : : : : :



夏の夜は短く 花火は空を彩って 見上げていては気が付かない

蕾の頃はひっそり 人知れず眠り続け 闇夜に淑やか

そっと花を開き 無垢な真白に伸びる  涼風に手を振りながら

ふと立ち止まる事 見渡せばそこにある 探し物は手の中に


                                 烏瓜の夜花






知らない事、知りえなかった事。 沢山ありすぎて気にも留めませんね。
ほんの些細なきっかけで、気が付き良かったと思う事あります。
見えない時は目を閉じてみたり、探している時は立ち止まってみたり。
色々なきっかけ、幸に気が付きますように。

2016年7月28日木曜日

詩 82

     〃 ̄ヽ  ~
    r'-'|.|  O |     ~
    `'ーヾ、_ノ         , -、
       | ,|         < l  ⌒ヽ
     r'  ̄|         ∠_3c_,、(_う
   



冷やりとした薄靄の中 入道雲を朝日が染め 純真の心が花開く

猛き夏を力に 炎熱を全身に浴び 色変わりゆく美しさ

朝は真白 昼に頬を染め 夕闇に赤く染まる一日の花

時の長さは無意味 思いの強さが映えるもの 他の何よりも佳麗なる

悪戯に時をかけないよう 燃ゆるときの大切さ 一歩を踏み出す時


                                  酔芙蓉




一歩を前に、それの難しさ。
ただ前に出ればいいのではなく、見据えたうえで、が大事なのでしょう。
難しく怖くもある一歩。 底なし沼かもしれない、でも止まっていても、そうかもしれません。
気高く美しく、とはいきませんが。 志高いのは良い事なきがします。




2016年7月13日水曜日

詩 81

 
       从 ::) /(
     ))λ::)λ::) ;
    λ(::::::::;) ::((( ∫
    (:::(:::::(:::)人::)));; ゴォ~
   λ:) ∧_∧ :(::λ 
  (::: ( `・ω・) :::)
   '(;. (_^) (^_) ;;ノ
    ヽし―-J:ノ


苔寺の庭に朝が来る 初蝉は静かに響いて 暑さを力に緑濃く

お地蔵は微笑みかけ 傍らに百合が立つ 迷い込んだ心を見透かし 

無慈悲な時 惜しむ間もなく過ぎ去りて 後悔すら忘れさせる

足りぬもの 溢れるもの 気が付いていますか尊きもの

願う事いつも心に 埋もれ苔生していかぬよう 両手合わせて


                                  夏の苔寺




大暑の頃は緑も力強くなりますね。 力溢れるとはこの事でしょうか。
大切なものは意識していても忘れがちなもの。 いつでも心に留めたいものです。
出来れば、たまにでも感謝してみる、なんてのも良き事だと思います。
今ある恵みを体に取り入れつつ、涼しさも忘れないように。


                                   

2016年6月30日木曜日

詩 80

 |ミ|:」」:」」:」| 〇 FF.。        ∧_∧  |l≡o + +! + 。 〇   + 
   lミl.」」.」〇 ++ +  (´・ω・) o  〇 。 o  +   〇 。 + 
  __〇___。_゚__/ ~つと)____o______〇__o___。 
  二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二Il二 



ほんの少しの心遣い 他愛のない一言 心が零す涙の素

降り続く雨にうんざり 止まないはずはない 見上げても空は見えず

鳥達は囁く どこを見てるの あなたには見えていないのかな

蛙達は呟く 目の前にあるんだよ あなたにだけ見えないわけじゃない

目を閉じてまた開く 見ようとしないと見えないもの きっと誰にでも見えるはず

雨間の隙間に虹 輝く七色は果てまで伸びて 明日に続く道


                                  虹の道





人は色々な事を抱えて生きていく。
当たり前といえば、そうかもしれないですね。
ちょっとした良い事、嬉しい事。 心が揺れる素敵な事。
心が零す涙も、きっと虹色でしょう。 感じたことを大事にして。

2016年6月29日水曜日

詩 79

 ゜ ,   , 。 .   +  ゜   。  。゜ . ゜。, ☆ * 。゜. o.゜  。 . 。 
。 .  .。    o   .. 。 ゜  ゜ , 。. o 。* 。 . o. 。 . . 
        。   .   。  . .゜o 。 *. 。 .. ☆ . +. .  . 
 。 .  . .   .   .  。 ゜。, ☆ ゜. + 。 ゜ ,。 . 。  , .。 
    ゜  。 /''⌒\  +。 ゜ * 。. , 。゜ +. 。*。 ゜.   . . .  . 
 。  .   .,,..' -‐==''"フ 。.  ☆。。. ゜。+ 。 .。  .  。   . 
__  +  ゜(n´・ω・)   *。. 。 。 .    。    . 
    ̄ "  ̄(   ノ     、_゜。゜., ,+ 。゜. 。 . .   ,    ,   . 
 " ""    (_)_)"""  "  ,ヽ + 。。゜. °/~~\   ,      ゜   ゜ 
       "", ,,, ,,  , ,, ,,,"_wノ| ゜.,  . ゜/    .\ .     . 。 .  
""""     v,,, _,_,,, ,,/l ::::... |  .....,,,,傘傘傘::::::::傘傘傘............... 
    ,.-r '"l\,,j  /  |/  L,,/:: i 森::::::::::: :.::. . . . 
,    ,/|,/\,/ _,|\_,i_,,,/ /::./森::::::::: :.: . . 
    _V\ ,,/\,|  i,:::Y: :: :i/:: | 森::::::: :.: . . . . 


遠くのような近くから 海山越えて傍にある 小さな願いを雲に乗せ

決して知られることはなく 伝わるはずもなく 叶うわけでもなく

過ぎ行く人と時 やがて苔となり果てても 皆に笑顔が芽吹くように

雨が潤し人は帰路につく 明日も良き日と思い込め 夕煙は立ち上る  



                                      畦道の地蔵







田んぼの真ん中にちょこんとある、お地蔵様 ('ω')
古くより見守り続けて、ありがたいものですね。
誰というわけではなく、ささやかに願った事が届くといいですね。
疲れた伏せた顔に、笑顔が戻りますように。

2016年6月18日土曜日

詩 78

  /  ̄ \ 
 lニニニニコ  .i           | 
  \___/   |    |    i     i 
    | ||               i     i       
   | ̄|   i        i         i 
   |_|    i   i  ______/   i 
    | |   i      | ..``‐-、._    \ 
    | |   !     i       `..`‐-、._ \   
    | |     i  . ∧∧    ../   ..`‐-、\i 
    | |   i.   |  (*´・ω・)  /  .∧∧     i 
  _| |_      /    o〆  (・ω・ ) 
  |___|      しー-J      uu_)~ 


銀朱に染まりゆく 今日が昨日へ向かう頃 棚田の鏡が空映す

遠くからの不思議な音 誰かを呼ぶ音 時を忘れて目を閉じて

心落ち着け思い馳せ 心のある場所思いだし 心無くしてしまわぬよう

耳を澄まし感じ入る 目には見えぬ縁 どこまでも遠くへ響け


                                水琴窟の音     



夏の心落ち着ける、音の一つではないでしょうか。
音が奏でる糸の縁。 繋いだものが解けないようにしたいですね。
和の知恵が生んだ遊び心。 不思議な音は癒してくれます。
大事な人など思い浮かべてみてはいかがでしょうか。

2016年6月5日日曜日

詩 77

     /`i  /~ヽ 
   ,,/  "''"'` "`;,         
  (ヽ;" ´・ω・` * ,;/)  
  `ミ         "ミ           
  ミ          ミ     ハ、_,ハ、 
   彡        ミ     ;'・ω・`* '; 
   (⌒";',,,.,(⌒";'彡      ミc c ,;彡 
    `'"'   `"''        `゛''''" 
            ヽ     /     ヽ 
              ヽ  /        ヽ γ⌒ヽ 
               Y          Y    ヽ 


ありがとうって繰り返し 届かない聞こえないで まだ言い足りないから

あなたが笑う 柔らかい陽射しに包まれるよ 温かいのがとても好き

あなたが悲しむ しとしと降る雨が満ちていく 差し伸べた手は傘の外

意味無く笑いあって 他愛のない会話 今この時を心に刻む

人生の妙 出会えた日々に感謝して 思いの糸を紡いでいく

幸せと思える そんなちょっとした事 お互いの顔に落書きしよう


                                  落書き




いつもと違う感じを書いてみました。 ('ω')
随分と湾曲と変形を繰り返した結果ですが・・。
こういう感じの詩は、どうもうまく書けない。 もっと精進しないとですね。
大切な人達、どうかそよ風のように届きますように。








 


2016年5月30日月曜日

詩 76

         ||
    ☆  __
     ヽ/\_\
     ∧\/__/
    (´・ω・`)
   三(_⊃┳O
   三◎ゞ=◎





花の袋に淡い光 川面に映り星空を真似る 無数に舞いて宴の始まり 

輝いては消え 点いては消える希望と似て 描く未来は朧げなまま

手を星空に突き立て 手先には明日の光 掴まずとも招きよせ

迷い込むような怪しさでも 光の向う先はきっと 蛍火の先へ

                                蛍袋





表からは見えない川の中で育ち、生まれた時から体に光を宿している。
人の心の内にも同じことが言えるのではないかと思います。
挫けたり辛い事ばかりのような気もします。 痛い事は、ずっと残りますしね。
美しい光に魅せられて、少し自分を騙して導かれるのもいいのかもしれません。
日常の一つ一つ、それぞれに意味があり、前を向いて行けますように。

2016年5月22日日曜日

詩 75

 ∧_∧
 (´・ω・)      
O┬O )
◎┴し'-◎ ≡

咲いて散りていとおかし 巡る因果を辿りて 無数の出口は幻か

心宿りし花弁 色を変えて廻るよ廻る 強さはどこか映し続け

湛えし蜜は隠されたもの 表から見えぬ世の理 見かけ倒しはどこのもの

月白から花葉色 変わらぬものはなく 甘き香りが指し示す明日

                                   忍冬



何も見なく、移り変わる事を忘れると迷い込んでしまう気がします。
柔軟にとはいかなくても、心変わりと思われていても進んでいきたいと心に願います。
どこか信念のような、強き色から色へと変わりゆきたいものです。

2016年5月21日土曜日

詩 74

        ((  ) z
              ____( )) z
      ∧_∧   /__ o、 |、    
      ( ´・ω・)   | ・ \ノ      
     旦  o)    | ・  |
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


薫風そよぐ 満月は果てまで照らし 常世の国かと思うほど

美しく海面にかかる 輝き伸びゆく懸け橋 蒼き光は心奪い

無数の命が描くもの 繋ぎ語り継ぐこと 残すのではなく手渡すこと

蒼き命を辿る 導かれる先はいつかの明日 無数の灯追いかけて

                                  蛍火の海




漆黒の夜に輝く月、青く輝く蛍烏賊の海。 この世のものではないでしょう。
自然の姿は、どこか人の世と似ていると思います。 極端な例えになりますが。
心感じるままに、思い願う世界を思い描いて。 美しき世界にただ感謝を。

2016年5月14日土曜日

詩 73

:::: : . . i.     ! . . . . .: :: :.: :: ::.::.::::::::::::::::::.::::::::.::.::.::. .... .
::: : . .  ヽ、_ _ ,.ノ ..: :: :: :.:. :: :: ::: ::::.::::::::.::::::.:::::::::::::: ::. . .
:::::. . .       . : : : :: : :: ::.::.:.: :::.::.:.:.::::.::::::::.::::::.::::::::::::::.:. . .
:::::________ :. :.:: .:: .:: :.: ..: :: :.:: :. .:: .:: :.: ..: ::.. . ..
::/\\\\\\\\\\ .. . : . : .:. :.:. :.:. .:.: ::. :.:. :.:.. . .
//┏\\\\\\\\\\  . . : : : : : : : :. . . . .
/´.三 ヽ匸匸匸匸匸匸匸匸l
{ニそニ}| ∩,,∩ドーゾ∬  |
{ニ  ニ}i(´・ω・)  ∬∩,,∩
{ニばニ}i(つ\≠/(・`  )
ヽ 三 ノ | | ̄ ̄ ̄(  o )
 ┗┛ | |  ┳┳し┳┳ |



若葉色の絨毯 威厳帯びた山を染め 小さき花が色を添える

そっと寄り添いて 薄紫は可憐に立ち 優しく待ち続け

静かに語り継ぐ 恐れを命の糧に変え 賜る恵みの大きさを

か弱き姿は人のよう 手を取り合う大切さ 花に忍ばせて

                                花忍




人は温かく、寄り添えるものだと思います。 少しのすれ違いが怖くはありますが。
皆様の体は温かいでしょう。 温もり無くして人は生きる道なし。
日々より心がけ、譲り合い助け合いたいものだと願い思います。

2016年5月3日火曜日

詩 72

                     " *"" "ヾ* ;ヾ ;ヾ ;"
                     " ;ヾ ;ヾ ;";ヾ ;;ヾ ;ヾ";   
 <ヾ,.,,,,...,.,,,,,,..ヾ          "ヾ " * *  ;" ;
  ゝヾ:;ヽ;;ヽヾ;:iヽ           ";ヾ* ;ヾ ;;"ヾ ;;"ヾ ;
   ゞ !,! i, ! l,''リi'i              " *ヾ ;ヾ*; "" ;
     i;:: !リ ;:''ij! !                  ;"";"";* "
      il'l;; l!リi ;: !ii
      ;::il ;;:!j ;:: i;;!
      i! ;:: l;;: ijl ::;!        ヘ⌒ヽフ
      ill;:: i! jl;;:i::li;.;       (・ω・ ) 
    ゚。i;;: !.,,ill ;::;!!;;ミ゚ ,.。゚    と(,^,)   )(
   ,.゚ヾ゚i;;.l::. ;;!i ;::..!リ ゝ゚。゚(,^,)- ̄_| | ̄ ̄ ̄ ̄| |_ ̄-
   ......ゞ;;;;;;;;;;;;; ;;....(,^,),/~,| |- ̄_,| | ̄ ̄ ̄ ̄| |_ ̄-
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |',/~,| |- ̄           ̄-
;;;;;;;;;;;;.;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;; ;;.| |',/~;;;;;;;;;;;;;



夏の陽気感じる頃 美しく誇らしげ 大輪は空を見つめる

八重に幾重 色魅せて心惹きとめ 見惚れる事その意味を

魔なる魅は足を止め 心奪いて人を説く 真直ぐ伸びるは大事な事

寒さにも耐える強さを学べ 何度でも咲き誇って 変わらぬ美しさを幾度でも


                                      芍薬



色々な種類がありますが、とても美しい花の一つですね。
見かける度に立ち止まり、その姿を収めるのであります。
花の持つ可能性を、美しきは心に必要と思い馳せるのであります。

2016年4月25日月曜日

詩 71

 ∧__∧ 
( ´・ω・`)  (○) 
,( ヽ∩∩ノ),、ヽ|〃,,, 
“““ ““ ““ ““ ““ ““ ““ “``““ ““



風が駆け抜ける 藍と碧の世界の狭間 只々追いかけて

揺れる麦が誘う 果てのない波間 困難と美しさが手招く

歩き大地を踏みしめ 青い心を曝け出し 仰ぎ両手を大空へ

踏まれ育ち伸びゆく 無数の一本が描く波 やがて黄金の実りへと


                             青麦畑





高台から見下ろす麦畑は美しいものでした。 風と共に走れたら素敵ですね。
麦はとても強い植物です。 見習う事は多い気がしています。
果て無き思いと、解決する事のない悩みは、人の永遠の課題ですかね。





2016年4月9日土曜日

詩 70

          ;ヾ ;ヾ ;";ヾ;"  ;ヾ ;ヾ ;
        ;ヾ ;ヾ ;ヾ";ヾ;ヾ ';ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ
       ;ヾ.;ヾ ';ヾ ;ヾ ;ヾ;ヾ ';ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ"゙
    ""ヾ゙;ヾ〃;ヾ ;ヾ゙;ヾ ;ヾ ;ヾ"〃ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ;ヾ
  "';ヾ;ヾ ;ヾ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;//;ヾ;ヾ〃゙;ヾ ;ヾ;ヾ"
   """;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ" ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ;ヾ"
  ""ヾ;ヾ ;ヾ ;ヾ ゙;ヾ〃ミヾ ;ヾ゙;ヾ ;ヾ 〃;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ;ヾ
     ;ヾ ;ヾ 〃;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ"
     "" ;ヾ ;ヾ゙ヾ ;ヾ ;ヾ;ヾ"゙ "iヾ;ヾ;ヾ" ゙ヾ;ヾ;ヾ"
        ""   'ヾ;ヾ" || l | ゙|/;ヾ"     "
              |l i  l゙l|
,,,,   ",,,," ,,, " ∧ ∧ ,,, |l | ゙ || '' ,, "  " ,,
       ( ・ω・)∬ ノノ 从ヾ ヽ、   ,,, ''
 '' ` ` / @(_)旦.   /
     /         /    ''''     ""



天つ風が春を詠い 花時雨が地を鳴らし 桜は静かに舞を舞う

咲きて夢が始まり 散りて時を止めたまま 舞いて心高鳴らせる

短く儚き今の時 拙くとも憂いても踏み出そう 染め上る道は華やかに

流れる花弁は波のよう 優しく誘い手を添えて 小さな喜びの日々に


                                    桜の海






花が咲く。 それだけで人は笑顔になれるものでございます。
夢のようでも、手の届かぬ世界のようでも、花は身近に感じさせてくれると思います。
何かに生きる力を分けてもらいながら、今日も半歩でも一歩でも。

 

2016年3月30日水曜日

詩 69

         (`'ヽ,  _
       ,⌒ヽ..iiii ⌒ノ
       ヽ__,,-'''、__ン    , '~) ,、
        `ー'( )      /''~  ノ )
            |   ,,-/__,--("> )ミ;
      ,、 _,, --(ヽ,()/'ー'   ̄ ''ヽノ'
  ,,-,-,-(__ノ~ , -、,'⌒') ゚/)---=(>⌒>
  `-'~ __, -'''ヽ__ ヽ,ノ ⌒ヽ\_,,- ,~
    /~ ノ~ /~  !!!!!ヽ--'ソ (⌒)'⌒)
    `- (_ノ_ヽ、__.〉、__,,,)( し' ミ';';'; く
   //(~ )、)ノ/ノi') ( `、 )人_ノ    ヘ'⌒ヽフ
  /,,ノ  `-' ,-''て入,,_ ~ ~ ~      (・ω・* )
//     <ノ( , ノ、 )        (   )


 古く傷んだ雨樋 空に浮かんで幾年も 生まれ出でるは空の庭

 咲き誇る一輪の花 桜の様には華やかでなく 粋であると自負をして

 鳥達に冷やかされ 蜂達に意地悪されても ここにある事その意味

 涙は雨露に 明日生きる糧に変えて 他にない事を喜びに変え



                                雨樋に咲く花






 空に浮かぶ花は幻想的で美しくございます。
 一輪であろうとも、誰に評される花ではなかろうとも、命ある事の喜びを。
 生きていきましょう。 明日は良き事あるかもしれませんよ。

2016年3月16日水曜日

詩 68

       |
    / ̄ ̄ ̄\
  /       .\
 .|    .∧    |
 .|  ./川\  |
  \/┏┷┓\/
     。┃祝┃。
  ゙ # ゚┃!┃; 。
   ; 。 ・┃引┃・ #
  。 ;゙ #┃越┃# 。
  ゙・# : ┃  ┃。 ; 。
 .;:# ゙。゚┃!┃゚ 。 #
 ; 。;; ゙.:。┗┯┛。 # : #
  ∧_∧ │
. ( ´・ω・)│ 完了
 :/   つΦ



空へ続く道程 旅の途中の道すがら 古木の桜は色付いて

催花雨が潤していく 心にもある蕾たち 今か今かと背を叩き

過ぎた道は夢の中 去りゆくは悲しみ 敷き詰めよう思いの花

花咲かぬ季節はなく 悠久より続く花道 瞬きほどの旅路

                              花と旅


 今年は桜が雨で散らずに、とても美しくございました。
 杏の花は見逃してしまいましたが、  ・゚・゚(ノω・、)・゚・ 見たかった。
 いつか体から芽が出て、沢山の花の苗床になれたら・・なんてホラーですかね。 (ノ´ω`*)

 




2016年3月14日月曜日

詩 67

 

 誰も通らない道 竹林に囲まれ苔生して 佇む社は寂しげ

 隣ゆく道は賑やか 人は行き交い花咲いて 華やかなれど窮屈な道

 いつも優しくある為 いつでも笑顔を心がけ いつまでも忘れない様

 時を経た古の道 静かに残るその意味を 知りゆく心学べますよう 
 


                           人知れぬ道
  


 
 朽ちた石碑は彼方の思いを込めたままで、語りかければ答えてくれる気がします。
 美しい道に花はないけれど、古く小さな社は見とれるものがありました。
 和の世界に学ぶことがあります様に。 



    ,∞,,呂,,∞、 
    |三|(((川))三|  
   lミj ・ω・)ミj   ありんす
┗─wヽ::v丞/^ヽ 
    `/*';*|ヽ__ノ 
    └ァ:t'__\__, 、

[hb]
 冬に籠った現世の童達 長く微睡み夢を見て 春の扉を今開ける

 漂う香りに誘われ 凍返りに戸惑いながらも 思い出すのは喜びの花

 一歩進んで自信に変え 後ろに下がればやる気に変え 座り込んでしまわぬよう

 転んでしまえば仰ぎ見よう ひと時休むのも悪い事ではなく そんな時間も前向きに

                                 目覚めの扉

 
 あと一行足したい気持ちを抑えて、ばっさり切ってみました。 ('ω')
 鳥達の鳴く声も日増しに増え、とても温かな気持ちになれますね。
 近所の電柱の上にトンビがいるのです。 いつも同じ場所にいるのですね。
 つがいになってから見なくなっていましたが、先日帰ってきていました。
 しょうもない事ですが励まされていたので嬉しく思います。 またお世話になりますね。[/hb]




 誰も頼まれずとも花は咲く 鳥たちは鳴くし飛びもする 敷かれた道というわけでもなく
 知らないうちに決めてしまう きっと選んだのは自分自身 誰に求められたわけでもなく

詩 66

 ∧_∧福はぁ~内ぃ
(*・ω・) 。・゚・。
( つ□つ
 し-J
[hb]

 静の音に包まれた 歌なき白銀の世界 彩るものは何もなく

 詠えや春を手招いて 歌えや細やかな喜び 称えや冬のありがたさ
 
 小春の日和に思い出す 温かな花はそこにある 求め過ぎては忘れゆく

 迎えや冬を見送って 叶えや豊かな春心 給へや心付く事の大切さ

 要無し事など一つとして無く 雪割りいつしか花は咲く 聞こゆ春の音

                           
                         雪待草の声


 
 一度捨てるともう拾えない 後で欲しくなっても返ってこない もう一度よく見て
 見慣れると色褪せる 新しいものが良いとは限らない 時が重ねるものの価値



インフルエンザが流行っています
おうちに帰ったら よく手を洗いましょう

       ∧,,∧. ジャー|
      (´・ω・)  ┏|
      ノ  つつ)),,ii,,|
      し―J'  匚 ̄

うがいも忘れずに!

       ガラガラ
.      ∧,,∧ . 。 |
      (´・々・):∵┏|
      ( つ口o   ,,ii,,| ジャー
       し―J'  匚

[hb]
 木枯らし達は彼方へ去り 雲雀が春を呼び 潤う大地に木の芽が萌える

 当てもなく歩き続けて 満天の星空なれど道は見えず 迷った事さえ忘れゆく

 変わる事恐れず 見失っても探せばいい すり抜けたものは数えきれなくても

 足を止めた寒さは過ぎ行き 思い花咲きますように 春は誰にでも訪れる

                            藍蒔く頃


 生きている事不思議な事ですね。 同じものはない人生に違う思いを抱えて。
 色んな事周りの方や、移ろいゆく四季に教えられています。
 何気ない事でも意味はあり、どこかで結びつくものだと信じております。
 どうか皆様に幸ありますように。 これから咲く花に感じるものがありますように。 
[/hb]
                            

 さえずる鳥におはようを 手を振る木々にこんにちは 照らす月におやすみなさい
 おかしな事心が喜ぶよ 笑えることしていこう 笑顔にいつでもようこそと


詩 65

   ∧,,,∧
  (´・ω・) フゥ...
  /っ日o-_。_-.、
  (´   c(_ア )
  [i=======i]

[hb]

 今はまだ種のまま 雪の下の土の中 芽吹く時を夢に見て

 居心地いい土の中 優しい時は永遠のよう 誘惑はいつでも暖かい

 冬に育つ心は傷みを知る 過ぎた時は思い出 大事にしてあなただけの種 
 
 他にない花を咲かせ 一つだけの実がなる木 その実は人を癒すでしょう

                         微睡む種


 
 世の中には素敵な詩が沢山あります。 私も、きっかけはとある詩でした。
 作者不明ですが、今でも励まされます。 己の未熟さを知るばかりですが。
 最初に思った【何か少しでも心に残れば】を忘れずに続けたいと思います。
 躓いても思いっきり転んで、空を見て笑えますように。


気が付いていますか大事なもの 今あなたの近くにあるもの 無くさないように
手に入れた時こそ見つめなおそう 忘れないで感謝の気持ち 誰でも出来る優しい心 

詩 64

  /   \
  / (OYO) ヽ
 | (ノノハヽ) |
  \((*・ω・)ノn     残りの今年も福がありますように。
   (∪Θ≡∩≡]
   /\_ノ〉UU
   



 木の芽に思い膨らませ 散りゆく花に願いを乗せた 優しさ色の春

 茂る夏草は生命を育て 流れゆく清流に身を任せた 哀しさ色の夏

 染まる山を焦がれ待ち 落ちゆく紅葉に大切知った 激しさ色の秋

 白染めの世界は美しく 過ぎゆく雲を只追いかけた 愛しさ色の冬

 無駄な事など何もない 笑える時が人の生きゆく力 巡りゆく四季


                           四季



 きっと届く感謝の心 見えなくても形にならなくても伝わらなくても 忘れないように
 恥ずかしければ心で呟いて ありがとうと思うことが大事な事 きっと温まる心の形




 + ;
 * ☆_+
            : , xヾ:、__,..-‐‐:、、,へ.........._
         く '´::::::::::::ヽ
          /0::::::::::::::::',
       =      {o:::::(´・ω・)::}  待ってー
          ':,:::::::つ::::::つ
      =    ヽ、__;;;;::/
           し"~(__)

[hb] 福寿の花が黄金に咲き 招く福を迎え入れ 感謝の気持ちを忘れず

 陽だまりの様に温かく 優しいのが大好き 思い大事にできますよう

 種を蒔こう 芽吹く事はなくとも 瞳に映らぬ花となりても

 触れ合うは心 枯れゆくは定め 弱き力を歩みに変えて

                           福


 過ぎていく時間は無常 やがて来る時間は新しいものを運んでくる 惜しむ事でもなく
 失うものあれば得るものもある 恐れずしっかり掴んでいこう それが我儘だとしても

詩 63


∬           ∬
        。。・・・∧∧・ ・。。。 ∬
     o0o゚゚   (´・ω・`)   ゚゚oo
    。oO  ( (( ー----‐ )) )   O0o
   (~~)ヽ              (´^ヽO,
  (⌒ヽ             (⌒)(゙゙゙)~
   /~゙゙ヾ⌒`ゝ-(~´`(⌒(⌒~ヽ~ ~~  、、

[hb]
 澄んだ空に凛と咲く 翡翠の海に浮かぶ白 小春日和に和らいで 

 優美な芳香 雀も酔いしれ歌う 妖すら惑わせて 

 はらり一枚 散りきるまでの艶姿 花弁は扇となり舞う

 散りゆく最中も美しく 輝く白は心を奪う 白を纏う大切さ


                        山茶花の舞



 
 描く未来はいつも晴れた空 どんな時でもゆるやか 流れる先は逃げることはなく
 世界は広く空は高く海は深い 見習う位でいいじゃない 心は広くなれるのだから




   ∧,,,∧
  (´・ω・) 
  /っ日o- _。_-.、
  (´   c(_ア )
  [i=======i]

[hb] 
 木々を染めた葉は落ち 紅の湯は花模様 艶やかに着飾る

 憂う心は湯気となり 風花散る空に昇りゆく 暮れ惑う事も忘れ

 紅を差し思いを新たに 湧き出でるは勇気 笑みを湛え忘れぬよう

 散りて咲く 紅の衣は色味を増して 幾年たてども陰る事無く


                         紅の衣



 損して得を取る 損して損してるかもしれない 見えないものはどこにあるのか
 いつか巡ってくるのが得 気が付かないかもしれない 得して損しないように

詩 62

       ∧,,∧  .∧,,∧
      (´・ω・)(・ω・`) .∧,,∧
    ∧,,∧ つ と) ( つと ノ(・ω・`)
   (´・ω・)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \と )∧,,∧
   ノ ,,⊃\_____∧∧_.\,,(・ω・`∩
 ~(,,_ゞ ※ ※,'´(´・ω・) ※ヾ∪,,,,,,'丿
     \,,`ー─,,人,,つと人ー─ヽ,

[hb]
 細い体は巻き付いて 白の鱗身は透き通り 魂と絡み螺旋を描く

 閉じぬ紅玉の瞳 打ち守りて魔を食らう 赤き糸の途切れぬよう

 真の心が豊穣を呼ぶ 偽らず無垢を忘れず た弱し心を龍に変え

 悪しきを脱ぎ捨て 良きを生む 情けならずを心に置いて 

                        守護蛇




 ふとした何かは色々意味がある 忘れないようにきっかけをくれているもの よく見て
 他愛のない事 些細な事 少し気に留められたら素敵な事見つかるかもしれない



    ☆     `、ー-、    +  *
         _,ニ三≡=-,
         l イノノヾ)〉 ψ
         | l|・ω・ノ!| / ゜  ☆
   、_      <´ヽ†ノフつ
.   ミ≡=_、_(,ノ(,, _,-、ゝ____ -、
.   彡≡=-'´ ̄ ̄`~し'ヽ) ̄  ̄ ゙̄"′

[hb] 
 
 朱く優しく色づいて そっと包む心の形 真中に宿る命の形

 両の手で優しく掲げ 茜の空に願をかける 沈む夕日は命の色

 命は張子の様 大事に無下にしないよう 護りあうべき小さな鼓動

 鬼が灯す優しい朱 共にあることは此の上なく 闇に灯す命の光


                         鬼の灯す命



 多くを望む前によく自分を見よう 飾っていても唯の一人 偉いわけでもなんでもなく
 人の良い所見つけられるように 人の粗は探さないように 持つと違う心の形

詩 61

___________
口|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
口||  : : : : :⌒ヽ
口||⌒ヽ: : ○ : :⌒ヽ
口||  ⌒ヽ: : : :
口||  : : : : :
口|| 彡
口|| | 彡
口|| |/
口|| )(   ∧ ヘ
口||_(__)_ζ (`≡* )__
口||______( ≡ )___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
゙ ゙゙゙ ゙゙゙ ゙゙゙ ゙゙゙ ゙゙゙゙
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[hb]
 
 古古し銀杏に住まいしは 齢を重ねた猫又 輝く銀白美しや

 人を見守り続け 密か心を胸に抱き 愛しき笑顔のお前様 

 人の命は瞬く間 思い渡りて眺め明かし 命長きは恨めしや 

 叶わぬ願いは八千夜を越え 月に焦がれて詠い 枯れ枯れなりゆく時まで

                         銀杏の銀 


  歩く時は足音軽やかに のしのし歩くと心も重く つられて顔もうつむくでしょう
 素敵な足音心も軽く 手を振り空見てすっきりと つられて笑顔も顔を出すでしょう




  [焼き芋]□     
  / ̄ ̄ /7|~~~~~’|
 /∧,,∧ //:||△┓ζζ|
「/(・ω・`/卩||..[]┃┳┳|
|L ̄ ̄」| ̄ ̄|三三三三]
[O≡O]||..r-、_|____r-、l
~ヽニノ ̄ヽニノ ̄ヽニノヽニノ。。。

[hb]
 古き社に二本の木あり 勇ましき金木は右に 麗しい銀木は左に鎮座する

 どこからか漂う香り ふと足止め微笑み零し 金と銀の花は咲き誇る

 生まれ芽吹いたその時から 共に空へと伸び続け 幹重なる千年目の秋

 雨降りて儚きとも 散りてなお地にて咲き 藍白と橙黄に染め上げる

 優しい香気は災厄を祓い 道行く者の縁を結ぶ いつまでも寄り添いて

                         金と銀の木犀



 向こうとこっち 川岸は賑やかで流れゆく自分は一人の船 見える景色はそんなもの
 たまに岸に泊まることもあるでしょう 大事に大事に 一度きりの事なのだから   

詩 60


 
          (⌒;,ノ;
   ∧_∧    :(' ;ソ.    ヘ⌒ヽフ
  .( ´・ω・)   ΩΩ    (・ω・*)
  ( つ旦O   〔 ̄ ̄〕  O旦と )
  と_)_)   |_━_|  (_(_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
[hb] 
 白の空青みを帯び 入道雲は旅支度 いつの間にか秋扇

 薄の森は微笑み 過ぎ行く夏をお見送り 赤い花穂を優しく振って

 事無き日々は瞬く間 特別な事など必要なく 慎ましい時は愛おしく

 紅の季節は涼風に乗り 蜻蛉と共に染め上げる 賑やかな実りの足音

                            遠鳴り


 無意味な時間は休息に 他愛ない会話は安らぎに たまのご馳走明日の元気に
 無くなって良いものもあるでしょう 得するだけがいい方向とは限らない


♪                  ♪
  ヘ⌒ フヘ⌒ フヘ⌒ フヘ⌒ フ ヘ⌒ フヘ⌒ フ   ♪
 (・ω・)・ω・)・ω・)・ω・)・ω・)・ω・)
 (っ  )っ   )っ   )っ  )っ   )っ  )っ
.ε( __フ( __フ(  フ( __フ( _フ( _フ
   (_/彡 (_/彡 (_/彡 (_/彡  (_/彡 (_/彡

[hb]
 澄んだ空はどこまでも高く 月は兎と登り始め 輝き照らす秋の夜

 涼やかな風が通り過ぎる 広がる景色は果てなく思え 物悲しさを伴いて

 朱の盃に天の酒を 月に照らし邪気を祓え 菊を浮かべ長寿を授からん

 浮かぶ大菊に花人も酔い 月も映りて煌びやかに 静かに流れる夜長の時


                          重陽の菊


 前に前に 慌てて進んで転んだら止まってしまう 何に追われて何を追うのか
 きっと追ってくるのは自分自身 焦らず一歩ずつ 辿り着く所はきっと同じ所

詩 59

 ,@@、 γ´⌒`ヽ 
.@A A@( ミ=A=彡) 
@(・ω・)@`(・ω-)ノ 
ゞつ。 。つくノ0。 。0ゞ 
,:⌒⌒⌒;,;"⌒⌒゙ヽ 
:,';;'' ;X;;; ''、; 
:, ;;; ,X,;; ;;,; 
゙~,~,ノ ゞ,~,~" 
ピ!// !゚! !//!゚!! 
カ !\\ ! ! \\!゚! 
ッ // ! //!゚!  
[hb]

 花は咲いて散るでしょう でもまた蕾を付けて咲くでしょう

 葉は枯れて落ちゆくでしょう けれどもまた青く茂りゆくでしょう

 命の定めは変えゆくことなく 巡りて回りて繋がりゆく

 木はいつか枯れるでしょう 朽ちてゆく中にいくつの種を飛ばしたでしょう

 何気なく繋がる 思わぬ種は世界の果てまで 悲しみや喜びは融和して

 新しい芽が芽吹くでしょう 命は流れ受け継がれる 流転の流れ常しえに

                              輪



  朝起きれば朝日が昇る 鳥は鳴いて日はまた落ちて 当たり前の毎日の事
 当たり前が一番大事 感謝するのはあなたにしか出来ない 忘れてはいけない当たり前


     ∧,,∧   ∧,,∧ 
 ∧  (´・ω・)  (・ω・`) ∧∧ 
( ´・ω) つ| )  ( |と ノ(ω・` ) 
|  つ|  *   *  |と  ノ 
 u-u * ´ " パチ´ " * -u 
    ´ " ゙     パチ´ " ゙ 
[hb]
 誰もいない古い石畳 真中に座りて目を閉じる 合わせた手の中には行き交う人々

 どれだけの夢も共に歩いたのか 寄り添い人はか弱き故に 一人でなど生きられぬ

 見上げた石垣には大雲入道 堀の白百合に恋をして 首を傾げて見守り続ける

 過ぎ行く人並みは賑やかで 悲喜を踏みしめ歩き行く 今も昔も変わらぬものばかり

                        
                            古き石


 同じ日々の繰り返しでも毎日変わるでしょう 過ぎていく時間は戻せるわけもなく
 小さな変化を大事にして いつものご飯が美味しく感じれたのなら きっとそれは幸せ

詩 58

       : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜.. : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..☆
   ミ /彡      :::.゜。 ゜・。゜゜. .  . .
..ミ、|ミ //彡        :☆::.゜。 ゜゜。 ゜・。゜。 ゜・。
ミ.|.ミ/ ./.|             :::.゜。 ゜・。゜゜. .  . .
.|//|.  [].∧,,∧ ∧,,∧       : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜
/.  []   ( ´・ω・)´・ω・) ,、_,、. ,、_,、  :::.゜。 ゜・。゜゜. .
┬─┬─┬.0-0─0-0┬ ( ・ω)・ω)ァ
┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴  ゚しJ゚ ゚しJ'
[hb] 
 
 金平糖が零れる夜空 七の月の七つの晩 棚機は夜を鳴らす

 神へ心を込めて 静かな流れに穢れを祓う 恐れながらも絹糸に願を立てる

 降り注ぐ星は輝いて 一つ一つが思いの姿 届かぬ事などあるはずもなく

 ただ平穏でありますよう 豊穣な心でありますように

 織られた着物は優しく色づき 夜光の帯は天の川 湛えた願いは流れゆく

                                七月七日




 流れないと角は取れなくて 張り続けても棘ばかり出て 傷つくのは周りだけ
 流れすぎても止まれなくなる 少し肩の力を抜いて 向き合うことがきっと大事な事

         (⌒ 、
       r ⌒  ⌒)
       (⌒   ⌒ヽ        :r ⌒ヽ
     . (⌒'     ⌒)      .(⌒   ⌒)
     (          )   (⌒     r'⌒ヽ
    (           )              ⌒ヽ
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    ∧∧
   (⌒ヽ)
,,,~(,,  ) - ―' ――ー'''‐'ー'''―――‐''''‐'''''‐――‐'''―'''―――'''ヽ
 ,, ''''    `、  `´'、、,   '''     ''      ''''''       ''  \

[hb]

 澄んで果てなく 目を閉じ聞き入る夏の音 風の気のままに

 カナカナとひぐらし 神楽鈴の音色と青苔に溶け込んで 限りある命は美しく

 天より落ちる天太鼓 神の怒りか夕空に轟く 常に畏怖の念を抱くよう

 揺れる風鈴に心落ち着かせ 自然の合奏は心の奥までも 響き渡るは八百万の調べ

                               初夏の合奏


頑張っても報われない 毎日努力をして走り続けて 伝わらないのは辛い事
 投げないように 見渡すことから始めてみよう 居場所のない人なんていないのだから

詩 57

    _,,,
   _/::o・ァ           
 ∈ミ;;∧,ノ∧    ,,,,,   ,,,,,
   ( ´・ω・) ,,,,(o・e・),(。・e・),,   
   /ヽ○==(。・e・)(。・e・)(o・e・)
   /  ||_彡,,, ノ彡,,, ノ彡,,, ノ
   し' ̄(_)) ̄ ̄ ̄(_)) ̄(_))

[hb] 灰白の空を龍が泳ぐ 花蜜のお茶を囲んで 京紫のまあるい紫陽花の宿

 天の如雨露はくるりと舞い 悲喜が溶け込んだ滴を零す 優しく語りかけ

 たんたん 鼓抱え屋根打ち鳴らし しとしと 大地潤し足音響かせる

 恵みは巡る 古より続く輪転の物語 止まり澱めば濁りゆくばかり

 流れて清め輝きを増す 憂いて足止めないよう 透き通った空の涙

                             雨の宿


  すごい事褒められる事 お鼻の上に置かないように ころりと落ちて意味もなくなる
 どこかで自分が選んだこと 決めたのはきっと自分自身 思い出したなら大丈夫


  /   /  /  /
  _n_
 ///|ヾ\ / /
 ⌒⌒|⌒⌒
/   |∧_∧ /  /
   |・ω・`)
 /  Oと  ) / /
    しーJ。。。。。

[hb] 
 薄暗闇にぼんやり 青い月が淑やかに照らし 鏡水面に浮かぶ白睡蓮

 花人が八葉車を引いて 寄り添い歩むは蛍火達 宴は静かに輝いて

 柏手ぽんと一つ 寝惚けた蝶にそれを笑う蛍 皆で回りて舞い遊ぶ

 柏手ぽぽんと二つ 純白の花に願をかける 闇に染まることのない様に

 舞いて回りて儚き故の美しさ 沈みゆくとも願いは届く 心照らすは月白の花

                               月白の睡蓮



両手をいっぱいに広げて 空や大地を見渡してみる とても小さなその手の幅
 前後にある道のりは見えますか 果てしなくても今は少しの幅だけ 大事に大切に

詩 56


    
       ...         (・ω・*)
         。 ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
    ゜° ~~~~~~~~~~。°。~~
  ∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
[hb]

 
 穏やかに澄んで流れる 春の花人を海へ見送り 湖に悠然と立ち続ける

 風は悪戯に通り過ぎ 旅に出ないかと誘う 心は揺れても飛べるわけはなく

 通り過ぎるものを見送る くるり回る命の輪 花咲く事も知られないまま

 飾ることはないのだと 綺麗は世界に溢れていて 鳥達の旅は夢のようで

 風に揺られて雨露を零し 思いを鳥たちに預ける 空一面に枝棚を広げて 

                              百年樹


 歩き続けるのは辛いでしょう 泥にまみれて怪我もして疲れていって 生きています
 きっと意味などはないのでしょう 振り返った時には笑えることもある それは大事な事

詩 55

.    ∧,,∧ ズー.( )
  / ( ´・ω・) ̄( ))
 (ミ彡(っ=|||o)ミミ彡 )    いい出汁がでてる
 |\ ミ彡三ミ三彡/|
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |
 ヽ        ノ
   \_____/
    L___亅  

 
[hb] 春告げる鳥が去る頃 両手に剣を握りしめ 見上げた空は日本晴れ

 優しく花広げて 彩り鮮やかな甲冑を着込み あらゆる魔を打ち払う

 武を宿らせて 運はひょうたんに満たして 長きに渡って歩み続け 久しく繁栄あるように

 根は大地を掴み 茎は1千里にも伸び 花は美しく地平線の彼方まで

 爽やかな香気は人を呼び守護するもの 迷う事無く一歩前へ 

                            菖蒲


 必要なものは毎日沢山 ご飯にお水に着るものも 数えきれないほどあるね
 忘れそうになる大事なもの 無くしてないけど見当たらない 探してみようね




[hb] 遠く神代の昔より聞こえてくる 心休まる神の音色 濁りなく魔を払う

 しゃらんと一鳴らし 闇に飲まれる事のないよう 胸に響かせて

 しゃららんと二鳴らし 日向ぼっこのような暖かさ 胸に持ち続けて

 不意と風も無く鳴る 共にある事を忘れぬよう 鈴の中より御魂がいたずらする

 しゃんらんと歌い鳴らして 良き恵みを引き寄せる ささやかであり続けられる大事さを

                                 鈴の音


 いいなと思う事 沢山の思いを零さないでいこう 溢れるくらい抱え込んでね
 欲張りでもいいじゃない 望む事はいくらでも出来るよ 忘れたらダメな事

詩 54

 
       " "" ;ヾ ;ヾ" ;ヾ ; ヾYへ ;"/ :";. ; ;ヾ ;ヾ
   σ  :ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;";ヾ ;ヾ ヽ:::::/ ::::Y:ヾ ;";ヾ ;ヾ ;"ヾ
 σ        ヾ ;ヾ ;";ヾ ;ヾ ;";丶| :::::::::く  ;;ヾ 〃";ヾ ;
              ;ヾ;"ヾ;;"; ヽ  :::::::ヾ  /::ヾ ;ヾ
         σ      ヾ; ;メヾヾ ;メヾ:::::::::|/::/
                       ヽ :::::::::/
           ☆           〈::::::::::::\
       ∧∧  ヽ   ∧∧     ヽ  :::::::ヽ
      (≧ω)っ凵凵ヽ(゚ω^=)      〉 ::::::::::::〉
    .~(⊃OO      .OO⊂)~    ノ :::::::::::ソ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[hb] 

 麗かな日にぽかぽか 春告げる鳥達の歌を一緒に歌って お日様がくすりと笑う

 お空に向けて精一杯 少し頬染めて花を開く 授かったのはお日様の色

 春の思いをその身に宿して 彼方に届ける為 綿毛に乗せて舞い上がる

 ふわり 心乗せる風に乗って ふわふわ どこまでも高く舞う

 1人成し得ぬ全ての事 助け助けられて事になっていく 紡いだ思いはまた来る春へ

                             たんぽぽ


夢の中はいつでも素敵な世界 うつらうつらと見てるときが幸せ 例えようもない世界
 だけど触れれば割れるシャボンのよう 混ぜてはダメなもの 目をしっかり開いて

詩 53

         ∧,,∧
``)     (;`・ω・) 。・゚・⌒) 冷めないうちに食べてね
`)⌒`)   ==/   o━ヽニニフ))   早く! 今すぐに! 
;;; `)⌒`) ≡ι -ーν

[hb]
 その姿麗しく 天の原の蒼を桜色に染め 見るもの全てに微笑を

 優しく詠い縁を呼び寄せて 切なる願いをその身に宿し 楚々な花に映す

 ひとひら 想いを乗せて散り 天の乙女に託して 花冷えにも負けないように

 ふたひら 風に舞って霞に迷わぬよう 実をつけ種になりゆくまで

 巡りゆく時の中でも美しく 変わる事なく縁を紡いで はらりとたゆたう桜の花  

                                桜樹


 たったの一言素直に伝えよう サプライズも少しひねったのもいらない ただ素直に
 思い浮かんだ事あるでしょう 恥ずかしいのはお互い様 嬉しいのもお互い様

詩 52

 
            ( ;:;::(
            );:::;:;:)
    ∧,,∧      ノ"~
ξ  (`・ω・)   ―<コ:彡-  美味しいイカ焼き 妥協なし
 ・━∪   つ-<_) 〔 ̄ ̄〕
  .と_)_)      |_━_|


[hb] いつの間にか包まれて 見渡す限り春の色 あなたの春は何色ですか

 青い空に手を伸ばし 桜色の単衣を羽織った 嬉し恥ずかし 恋の色

 大地を菜の花色に染め 鳥達の歌を聞き 恵みを賜る 酒宴の色

 どれも笑顔絶えることなく 身近で在り来たりの幸せを感じて 命ある事に感謝する

 萌黄な芽吹きに驚き 繋ぐ手の暖かさに涙がほろり 新たな誕生 命の色

 厳しく律し決意を固め 大きな一歩を踏み出す 向う敵は己 戦いの色

 楽しい事も哀しい事もみんなまとめて一つの事 両の手に乗っているのは大事な小石

 詠い舞えば届く小さな願い 花に託して笑顔と一緒に そんな色に包まれる春の色

                            春の色


  自信もいらない 優れている必要もない 好きなことは好きと言えるようになろう
 恥ずかしい事もない 何をどうしても外から見えるのは色んな形 気にする事もない

詩 51

   _________
 _[おでん]__
`/\\\\\\\\
//┏\\\\\\\\
γ三ヽLリリリリリリリリリリリ」
{ニおニ}| ∧,,∧  |
{ニでニ}|(´・ω・)∬∬    おいしーよ
{ニんニ}|(つ┌───┐
ヽ三ノ Γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
`┗┛ |  | 
"""""""""""""""""""""""

[hb] ひらりひとひら 梅の花船に乗って 露草色の空へと漕ぎ出す

 柔らかい光を浴びて 見るものの笑顔を誘い 感嘆の声が何より嬉しく

 ふわりふんわり 悪戯な風に花人は櫂を握る 鳥達の歌を波にして

 届け1千里の先まで 両の手で香気を風に乗せ 春が来たぞと囁き告げる

 木から木へ 花から花へ 世界を色で染めて 花人は伝えゆく

 見上げ見渡せ 美しきものはいつでもそこに 瞳開いて輝かせよ


                                花人


  いつでも鏡は拭いて綺麗に 映る物には自分の姿がある 目を逸らす事無く見つめよう
 曇らせないように 輝く鏡にこそ探すものがある 自分からは見えない鏡の姿

詩 50

     /     /     /     /
    __,____         __,___
    /// |ヽヽ\      / /// |ヽヽ\    /
. /    |∧_∧  /    ∧_∧|    /
      | ・ ω ・)    (・ω ・|   冷たい雨もあと少し
   /  0と   )    (  つ0   /   /
        し─J     し─J

 
[hb] おはよう 暖かな寝床で心躍る唄が聞こえるよ 冬の旅支度が終る頃 

 薄氷を歩く渡り鳥 優しく足踏み水面に告げる いってきますと微笑みかけ

 回って回る くるくる回る 縁の糸が紡ぐ世界 一つの音が二つの声に繋がりゆく

 渡る風が木々を揺らす 暖かな寝床を優しく揺らして よく眠れたかと豪気に笑う 
 
 巡り巡る まぁるく巡る 風に乗せた願いがどこかで叶う 見えないところで芽吹く種

 花と笑い 溢れる命をその身に受けて 回って巡れ 暖かな世界に包まれて

                               目覚めの音


 今という時は一度だけ 過去にも未来にもただ一度 全ての事柄が何かの意味を持つ
 一つ一つ大事にして ぼろぼろなものでも感謝を込めて かけがえない一度の時間

詩 49

     ___。__
   / /  l ヽ\  !    ゚ ! l
  '⌒Y⌒Y⌒Y⌒゙  ! !
  oノハヽ│ノハヽ  l     。 i 雨もいいものかもですよ
 从*・ 。.・)|*´ ヮ`)     !
  ゚し-J゚ ゚し-J゚ 、i,,     、i,,
 
[hb] のしのし一歩 優しく大地を踏みしめて 仰ぐ空はうたた寝

 行く先なんて霧の中 未来はいつでも手探り 4つの脚で邁進中

 遅くてもいい事あるよ 広い甲羅は鳥達の休憩所 居心地いいと評判

 遮る草を掻き分けて 高い岩は少しのんびり遠回り 真っ直ぐだけが正解じゃない

 鳥達は歌う 見渡した世界を伝えてくれる 嬉しい楽しいお礼の歌

 次の一歩の為に 今の一歩を 後ろに戻っても また明日の為に一歩

 のしのし百歩 積み重ねた歩みが笑顔呼ぶ ただ明日も微笑んでいる為に

                                歩亀

 燃え盛る炎も燃える物なくては消えるだけ 永遠はそこにはなく炭にもならない
 楽しい木をくべよう 泣いて濡らさないように 小さな火種絶やさない大事なこと

詩 48

    _,,..,,,,_
   ./・ω・ ヽ...  ポポポ
 . ( `'ー - ‐ ´ )
   `ー'`ー'` ー'´
   /   \
  / ._A..,,A_  \  あーれー
/  ⊂:: ・ω・ ⊃  \
   l::)   (:l
   `'ー---‐´
[hb]
 星達があくびを始める頃 音のない世界で忙しそうにして 世界を真白に染めていく

 募る思いは物悲しく 冬神様は遠くを見つめ 神使達も心から憂う

 天照様への贈り物 お目覚めの時には世界を宝石に 我らが神からの贈り物じゃ

 神使達は空を翔ける 主の思いを届ける為 一番鳥を起こさぬよう
 
 憂い御方の願いじゃ 笑顔が忘れられぬ我ら 僅かな事でもあの御方の為

 明かり差す世界は煌びやかに 天照る神も頬染めて 命達の目覚めと共にありて

 相容れぬが思いは繋がり 寂しさは絆の証と 覆いと照らし巡りゆく悠久の絵巻物 


                                  朝霜


 寒さも雪も必要なもの 同じ事ばかりだとどんどん緩んでしまう 暖かさはありがたく
 辛い事忘れないね 良かった事すぐ忘れちゃう どっちも覚えていられると素敵な事

詩 47

  ((/l ̄l\))
    ソ_∠ニ二ス
  ∠シ ,,・ω・)ゝ    美味しそうな蜜柑が・・
     / っ<━-)→
     しー-J\ノ


[hb] 寝静まった世界 神々は明かりに寄り添い 春よまだかと酌み交わす

 人の作りしかまくら 笑顔の色と笑い声が酒の肴 春を呼び寄せる力

 はようこい 蒔いた種達も待ち遠しかろう また笑顔で酒が飲める

 いつでも心には種がある 今か今かと待っている 無くなる事はあるはずもなく

 笑顔が芽を出すんじゃ 誰でも心当たりがあろう 何より大切なものじゃよ

 寒いときには寄り添い団子になって 無理して1人で寒がらない

 笑顔が呼ぶもの 神々もほろりと呼ばれて来る 春は花咲き美しく心もそうあるように

                                  笑宴


  川の中と外は温度が違う ちょっと触って決めると実は違う そんなこともあるはず
 寒いばっかりじゃないよ 暖かいばかりでもない ちゃんと知ろう自分の心で

詩 46

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|_|ω・`).   .(:゚::). 
|餅|o ノ    (`・ω・´) あけましておめでとうございます
| ̄|u'   (.    ) 
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 果てなく続く谷の道 木霊する足音はどこか寂しく 七色の蝶が誘う

 折れるはずの翼はない 飛ぶ事はただの憧れ 両手で模して少し嬉しく

 地を歩こう 這うことでも前には進む 止まれば根が張り枯れ咲く花

 見上げる空は機嫌次第 夢や願いを無限に描いて 溺れてしまわぬよう

 星空に鏤められ流るる泡沫星 儚くも輝く 一期一会の賜りもの

 天照輝きを身に纏い恐れなく 持てる物は少なくとも ささやかとありきたりを

                                  泡沫星


眩しく明るく光り輝くあなたであれ 曇らせるのも濁りゆくのも全て気の持ちようです
 人と人は違うもの 基準は自分じゃなくて人でもない 思いやりが大事

詩 45

     _,,,
    _/::o・ァ
  ∈ミ;;;ノ,ノ
   (´・ω・`)
 |≡(∪_∪≡|
 `T ̄∪∪ ̄T
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 遠い空の国からおりてくる 微笑み輝かせ 鼓を打ち鳴らしながら

 命の暖かさ忘れないよう 寄り添うことが大事と皆に知らせるため 

 トントコトントン はよう家へ帰れ わてらが舞い踊る間に 凍り付いてもかんにんえ

 全て真っ白に これから始まると思い出させるよう 見上げて笑顔になれるはずと

 トコトコトントコ へたばらはったなら休め 明日からはんなりと ほいない戯言え
 
 降り積もるものは思いを編みこみ 白き世界に未来を描く 儚く美しい踊り子達

 響き渡る宴も静寂の中へ 一言を山彦に預けて トン・トコ・ あんじょうおきばりやす  

                                 白の舞

  分岐する道なんてないよ きっとどっちも同じ道 違うように見える欲の表れ
 どっちがいいとかじゃなく どっちでも最良でいよう 迷う必要はないじゃない

詩 44

 o   ゚ o    ゚  ゚  o   。
 ○<" ̄\ 。 o . ゚   。
。 ゚.o |____) 。.゚  春よこい
 。ヽ(´・ω・`)/ 。゚    o
。  (::.     )。 ゚.  o
 


 静かに時を食む 谷の底に神霊の神木 恐れ多くも寄り添いて

 歪なのは心 歪む体はそれを現し 白蛇のように纏いつく

 どこからが我が身なのか 苔の蒸した体に区別はなく 覚えるものは安堵の感

 靠れる様に絡み合う 微笑む涙は赤い川になる 命渇いて大地潤う

 何故なのかわからない 願いはきっとあったはず いつの日か思い出す事は無いままに

 価値などあるはずもなく 無くて在り続けられるのは救い 綻びが呼ぶ朽ちて腐る運命


                                双樹

   雪の結晶は形様々 見えない世界に美しいものはある 見えるものだけに惑わされないで
 大事な物ほど見えにくい 誘惑はいつも目の前に 見極めよう小さな大事を

詩 43

       ∧,,∧ .∧,,∧
     (´・ω・)(・ω・`) ∧,,∧
    ∧,,∧つ と)( つと ノ(・ω・` )
   (´・ω・)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \と )∧,,∧
   ノ ,,⊃\_____∧∧_.\,,(・ω・`∩
 ~(,,_ゞ ※ ※,'´(´・ω・) ※ヾ∪,,,,,,'丿
     \,,`ー─,,人,,つと人ー─ヽ,
  


 光が通り過ぎる 街路樹を白金に染めて 空より降るのは祝福の雫

 向う先には希望がある 白く氷のように冷たい手を引いて 疑う事は何もなく

 自信に満ちた顔 声高らかに歌を唄い 抱きしめる事を夢に見る

 悲しみは遮るものにならず 少し柔らかく青白い手を引く 軽くなった体が嬉しいと

 鴇色の道が彼方へ誘う 愛しい笑顔を背に受けて ただ願い叶える為

 恍惚の時間は永遠に続く 白く成り果てた体は感じる事を忘れ 赤みを帯びた手を引き続ける

 希望はいつも目の前に 繋いだ手は離さず 白い砂となり果てるまで

                                光の向こう


  ほんの少し思いやろう 人によっては重荷にもなるのだから ささやかが素敵
 皆に沢山伝えよう 今まで受けた思いやりは嬉しかったと 忘れない事が素敵

詩 42

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 γ三ヽLリリリリリリリリリリリリ」
 {ニ二ニ}| Λ_Λ    |  
 {ニ麺ニ}|(´・ω・`) ∬∬ |
 {ニ二ニ}|(つ┌───┐.|
 ヽ三ノ Γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 `┗┛ |        .|
 

 いつからか迷い込んで いつまでも歩き続ける 願いだしたのはいつかの日

 空が見えぬ紫の森 朧げな光芒を見上げて 伸ばした手は虚ろを掴む

 漂う光が付き纏う 囲み籠を描きながら 未来永劫離さぬ為に

 ただ傷をつけぬよう 踏み出す先に命は際限なく 体に生えた棘に祝福はない

 そこにあるのは許された一つの事 祈りはできる唯一つの事 彷徨う事が枯れぬための事

 奥へと誘う小さな影 笑い声と共に走り去り ここは楽園だと囁く

 醜い姿に咲く花は美しく 零れる涙で色づいて 螺旋の森はどこまでも


                              螺旋の森

   隣の芝生ばかり見ていませんか 青いように見えるだけ 飛ぶ鳥も生きるのに必死です
 鏡に写った自分を笑わせましょう 笑顔になれば見えてくる いつでも見つめるのは鏡に