2017年9月30日土曜日

詩 227

    ゙/i\( ・ω・)/i\゙ 
    ⌒'⌒゚し-J゚ ⌒'⌒






眩しく暮れる夕日の中 影が二つ揺れて踊る 同じものを見つめ楽しそう

昨日も明日も忘れて 夢中に何かを追いかける ひと時今だけそこにある

誰も彼もの目を惹く 心清らかなら自然とそうなる 誰もがそうなれるはず

続く足跡を辿り歩く 今が動き出し影も消え その後ろにも足跡が続く



                          夕日の足跡



太陽はとても力がありますね。 ('ω')
時は止まらないですが、忘れて夢中になることはあり。
大事に過ごして感謝して。
影絵のような幸せを追いかけて。

 

2017年9月29日金曜日

詩 226

  
     (| 
      ヘ、 
    ∠  ψ  \ 
    ( ・ω・)   
   (つ旦と) 
  ━と)ΞΞ)━━━━<>



銘々皿に見栄えよく 秋の姿そのままに 小さな世界の和菓子

秋の節目にお供え 薄を添えて秋を演出 熱いお茶が美味しく感じ

その季節の美しさ 色々なものに彩り魅せ 心休めるのに一役買う

一人こっそり楽しむ 美味しい秋を独り占め 見て食べて心にも栄養にして


                  
                             秋の和菓子


美味しいものは心をも癒す。 ('ω')
人の手の作る秋。
見る人に食べる人に。
秋の力が届きますように。

2017年9月28日木曜日

詩 225

    |______| 
  /       \ 
  | _______ | 
  |        o   | 
  |      .°。  | 
  |      ∧ ∧   | 
  |   (,,゜ω゜).  | 
  |   ~(,,_ノ.  | 
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



お堂の傍が色づき始め 中紅の蝶が沢山咲いて 風に揺れる美しの花

勢いよく流れる滝のよう 花が飛沫にも見え 自然の形にときめき

常に人の傍にあり 誰もが褒めるその理由 少し分けて頂くのが良きこと



                         流れる萩の花




少しでも自然に見習う。 ('ω')
四季は美しく、誰もの心を打ちます。
目を引かれたものを心に残して。
穏やかな心は、そんな心がけにある。

2017年9月27日水曜日

詩 224

.       ∧_∧ 
       (;`・ω・)
      / U_U_ 
      し/__ o、 |、 
.        |;|| ・ \ノ 
       口| ・  | 





豊穣を祝う秋の日 お祭りの神社は大賑わい 小さな手に引かれて歩く

あれこれせがまれ戸惑い 笑顔が指差す先は鮮やか 輝くものがそこにはあって

無邪気に欲しがること いつの間にかに我慢する いつからか覚えた良くない大人

真っ直ぐにそこへ向かったなら 喜びも共に味わえる 手を伸ばすこと忘れないで



                                  お祭りの願い




ただそこへひたすら向かう。 ('ω')
ものすごく力がいることです。
寄り道してでも歩けばいい。
向かうこと、きっとそれが大事なのでしょうから。 

2017年9月26日火曜日

詩 223

        ∧∧        
       ヽ(・ω・)/          
      \(.\ ノ    
    、ハ,,、  ̄     



栗の木のない道端 端に一つ栗の実 どこから来たのか転がったのか

山菜おこわを炊き上げて 拾った栗とお結びに 偶然が楽しみを招き

秋が挨拶に来た 味わい見るのも楽しみのうち 誰かに話せば笑顔の種

小さな喜びを倍にする 伝え分ければ素敵な流れ 道端にころりと幸せの栗




                             秋の報せ





不思議な出来事に思わず喜ぶ。 ('ω')
些細な事でも笑顔で話せばいい。
ほんの少しでも笑えたなら。
幸せが伝わる良き瞬間。

2017年9月25日月曜日

詩 222

           。・゚・ 彡
    ─=∧,,∧  ミ。・゚・。・゚・))
─≡三c(,_⊃`・ω・)⊃━ヽニニフ



石の橋の袂に咲く 根は同じの双子花 白と赤は縁起も良くて

不思議と二輪だけ 毎年同じ紅白の花 摘むなどしたら罰当たり

何か意味がある この世に無駄なことはなく 寝ているのも必要なこと

いつでも仲睦まじく 咲くも枯れるも同じとき 色は違えど同じ花



                        紅白の彼岸花




人の力の及ばない事。 ('ω')
沢山ありすぎて困りますね。
驕ることなく謙虚に毎日を。
一歩一歩少しずつ歩けばきっと。 

2017年9月24日日曜日

詩 221

 ,,,,,,,,,,,,,
[,|,,,★,,|]
(;`・ω・)  。・゚・⌒)
/   o━ヽニニフ))
しー-J




嵐の後に晴れ渡り 蒸して暑い秋の夏日 澄んだ空は夏とは違い

庭に茂った草を刈る 秋の花を傷つけないよう 虫達の苦情を聞きながら

日は登り季節は巡る 変わりゆけば何もかも よく見て気が付くことが大事

暑い日々に思い出す 夏の名残を懐かしく 秋が深まるお知らせの日





                         秋の夏日



少し前を思い出す。 ('ω')
忘れないようにとのことでしょうかね。
それはそれで楽しめばいいこと。
陽気に花に虫達。
少しずつ深まって。

2017年9月23日土曜日

詩 220

  ∧_∧ 
  ( ´・ω・)   旦
 ノ  つつ
⊂、  ノ
   し
"""""""""""""




白い花が畑を埋め尽くし 蜜蜂が忙しそうに飛び回る 小さく愛らしい蕎麦の花

互いに手を取り実を成す 風に蜜蜂に助けられ 小さく希少な生い立ちを持つ

人も一人では生きられぬ 支え合い持たれ合い どこか似通った小さな存在

花落ちて実が膨らむ 美味であり日々の糧になる お互い様の小さな実




                              白い花の実



探せば沢山ある、この世の素敵。 ('ω')
果ての国のような景色も沢山。
助け合うのは人だけはない。
意識してもしなくても、お互い様の生き道。
差し伸べた手に温かい心。

2017年9月22日金曜日

詩 219

   r=====ュ (_ __)
  {!    l}  |/
  ヾ__o__〃_
  /~~~~~ヽ //
  ,'.:.:(,・ω・):.:/ 
 {.:.:つ旦O: ノ
  ヽ、_ _ノ  旦旦旦旦
   U U




空は秋晴れ澄み渡り 青い柿の実をつつく 気の早い椋鳥達は御機嫌斜め

熟れるまで待ち遠しく 仲間と鳴いて急がせる 早く熟れることはないとしても

この先に楽しみが待っている 心は躍り一歩が出る 楽しみは人を進ませる

楽しみなのは人も同じ 恵みを分け合えば笑顔になる 一人では足りえない幸せの実




                                青い柿の椋鳥




待ちきれない事ありますね。 ('ω')
歩き出さねば手に入らない。
待てども待てども巡ってこない。
歩き出そう。
一歩が踏み出せればきっと。

2017年9月21日木曜日

詩 218

 ( ̄ ̄ ̄)
 (二二二)
 ( ・ω・)
 (   )
  (  (~
   ~)  )
   ( (~~
   V
  ( ̄ ̄)
   ) (
  /====ヽ
 (===)
  ヽ__/




常香炉の香り漂う 白檀の煙は人を清め 手を合わせ息災祈る

良きことが訪れますよう 決して大きくない願い 笑顔でお互いに浴びて

人の事を真に願う 優しさから自然に湧き出る 誰もの背中がそうであり

心清め願えたのなら きっと届く空の彼方 笑顔と一緒に



                         真心と香煙



手を合わせお願いする、何故か人の事を願う。 ('ω')
そんなこと多いと思います。
人は本来優しいもの。
自然とそうなるのでしょうね。
空の果てまで届け、真心と共に。

2017年9月20日水曜日

詩 217

    Λ Λ
  ( ・ω・)っ
   ( つ  /
  ( |  (⌒)`)
(´ ´し'⌒^ミ `)`):



森の石垣に腰掛け 一息ついたその暇に 青いどんぐり拾い集める

秋が深まれば琥珀色 少し急いで落ちた実達 被った帽子も真新しく

見渡せば広がる世界 普段は気が付かぬ事 察するだけでは意味もなく

少し見上げてみて まだ木になる実も沢山 知る気になってわかる世界




                               青いどんぐり




知ったつもりでいても知らないことは沢山。 ('ω')
大事な事見逃さないように。
いつでも機会があるわけではない。
常に思うこと忘れないで。

2017年9月19日火曜日

詩 216

  
  〇_〇   ΛΛ  ΛΛ
  ( ・(ェ)・) (・ω・ )(・ω・ )
 /J ▽J   /J ▽J  し▽ J\
 し―-J   し―-J    し―-J





ゆっくり近づく秋を訪ね 山の奥にある神社の道 深まりゆく秋があり

色の変わりゆく木々 寒蝉の鳴く声が響く 夏の色が薄くなって

過ぎれば儚く消えている 夢に似た季節の色 いつでも色の無いことはなく

移り変わる心の中 沢山の色で塗ればいい 夢を形にする素敵な色に



                             沢山の色



見渡せばそこには素敵な色。 ('ω')
見ようとしないと見えないもの。
沢山ありますね、見つけるのも楽しいことですよ。
心の中が暗い色に染まらないように。
いつでも塗り替え、夢のような色に。

2017年9月18日月曜日

詩 215



  ハ_ハ             ハ_ハ
('(・ω・∩            .∩ ・ω・)')
O,_  〈            〉  ,_O
  `ヽ_)           (_/






朝の光に窓を開け 夏に伸びきった草達に白の露 輝き煌めき宝玉のよう

蜘蛛の巣にも玉が宿る 繋ぎ並んだ首飾りに似て 手を伸ばし掴みたくなるほど

触れれば壊れる世界 見ているだけが良いこともある 手に入らぬものがあってもいい

日が昇り露と消えたのなら 心に焼き付いた景色をもう一度 瞳閉じればいつでもそこに



                                    朝露の輝き




はっと見惚れる、偶然だからこそ。 ('ω')
あちらとこちらに線が引いてあるような。
せっかくの贈り物、心行くまで楽しんで。
消えていくもの、だからこその事もありますね。

                                 


2017年9月17日日曜日

詩 214

    ∧_∧
 ♪  ∩ ´・ω・) ♪
    l'    )
    ゝ  y' ♪
( (( (_ゝ__)

    ∧_∧♪
   (・ω・` ∩  ♪
   (   ノ
♪   'y  ノ
   (__ノ_)  )) )



花頭窓が音を立て 開け放ったその先見れば 美し桔梗が咲く庭がある

少し涼しい風に揺れ こちらを向いて笑いかける 返す笑顔はどんな顔

待ち続けいつまでも 届かぬ事も承知の上 人の願いはそんなもの

美し青の蕾も膨らむ 期待は小さく歩みは大きく 風船のように空に花咲いて



                              桔梗の庭





自然の色は、いつまでも心に残りますね。 ('ω')
季節の花に季節の思い。
いつでも楽しませてくれる、なんて素敵でしょうね。
少し恥ずかし手を振って、美しの花に感謝を込めて。

2017年9月16日土曜日

詩 213

〃∩ ∧_∧   
⊂⌒(  ・ω・)
  `ヽ_っ_/ ̄ ̄ ̄/ ζ  
      \/    / 旦
      ̄ ̄ ̄





頭には落ち葉の帽子 もたれあった体には苔が積もり いつでも傍に双子灯篭

道行く人も気にかけず 自然の一部になって それでも道を見守り続ける

望まれたわけではなくとも 陰から出来る事はある 優しい思いやりの形

いつしかまた灯ることもある 寄り添い灯し続け 見えぬ灯りはきっと明るく



                               双子灯篭




物言わぬものでも温かいものはあります。 ('ω')
人の勝手な解釈かもしれませんが。
いいじゃないですか、そう思えるのも心豊かになる。
灯りは人を勇気づけるもの。
いつまでもいつまでも灯り続けて。

2017年9月15日金曜日

詩 212

 ∧w∧
 (*,,・ω・)
 ,/ ⊃日
@,O,,,)っ




手水舎に銀杏が落ち 漂い回って可愛らしく 秋の始まる知らせの一つ

清めの水は澄みきって 穢れを流し心も清らかに 銀杏の葉が風韻を添える

舎の水面は心を表し 波紋に葉が揺れ動く 澄んだ水は心を映す

いつでも新たな水を注ぐ 淀む水はいずれ穢れる 清め澄み渡れ心模様





                                 手水舎の銀杏




小さな世界にある美しの世界。 ('ω')
人は願いを神様に願う。
清い心が前提のお参り。
めんどくさがらずに洗いましょう。
手だけはなく、心も洗われる事なのですから。

2017年9月13日水曜日

詩 211

  ε ⌒ヘ⌒ヽフ  ;,,.";: ゜。
 (   (  >ω<)・:;;:;";:; 
  しー し─J   ;:;",. ゜。





田畑に実りが溢れる頃 新たな実りの準備も始まり また来る年へ期待募らせて

人が生きるために畑を耕す 後を鳥が歩き虫を啄む その後には新たな種が蒔かれ

助け合っているわけではなく ただお互いに生きるため それだけで足りるはず

色変わりした畑は力に溢れ やがて出る芽を抱いて 命を宿した温かい景色



                              耕された畑





見ているだけで心休まる風景。 ('ω')
何か出来上がった形の気がしますね。
何も言わずと出来上がるもの。
自然の中でのこと、人の及ばないものですね。

2017年9月12日火曜日

詩 210

     /゙ミヽ、,,___,,/゙ヽ
     i ノ   川 `ヽ'
     / ` ・  . ・ i、
    彡,   ミ(_,人_)彡ミ
∩,  / ヽ、 , ( ´・ω・`)  
丶ニ|    '"''''''ヽヽ ノ
   ∪⌒∪" ̄ ̄∪





古池に咲く青の花 水面を覆い幻想色に染め上げ 言葉無くすほど美しく

見るものは心惹かれる 鴨達が周りを泳ぎまわり 水面揺れて波間のように

そこにあるだけでいい 手の中になくともいい 見られるだけで足りる嬉しさ

今目の前にある ただそれだけ青い花の世界 それゆえに心に残る



                           布袋葵の花




広がる青は心を掴んで離さなく。 ('ω')
手に取ることだけが満足の道ではなく。
手に入るけど入れない。
そんな選択肢も大事でしょう。
青い花、今はそれだけ目に入れて。


2017年9月11日月曜日

詩 209

 
  ∧,,∧   ∧,,∧   ∧,,▲
  (,,・ω・)   ミ,,・ω・ミ    (;;・ω・)
~(_u,uノ @ミ_u,,uミ @(;;;;uuノ..





ひなたが恋しくなりだす頃 陰に隠れたいつもの寝床 今はもぬけの殻になり

少し高い社の屋根 空に浮かぶ綿毛のような 心地よさげに寝転がって

居心地良いところ 時が過ぎれば変わることもある いつまでもとはいかないもの

変わりゆく季節の中 人も変わりその時にあわせゆく 大事であることは変わりなく




                           屋根の猫





見てて癒される、心がほんわかします。 ('ω')
その時その時。
前が良かったからと、次も同じではないですね。
変われることは大きな強さに。
眠る猫に学びます。

2017年9月10日日曜日

詩 208

    ●-、
    r‘ ・ ●
  ,、_,、`=='\
  ( '・ω・) "  )o
  ゙uu゚ UUてノ




山の向こうの海が薫る 海風が潮を乗せて 振り向いたら波が見えるような

思いがけない嬉しさ 夏の名残が呼んでいる気がして 瞳閉じれば思い浮かぶ

無くしたはずのもの 心のどこかにいつでもある 形があろうとなかろうと

胸一杯吸い込んだなら 背を向け歩き出す 追い風になってくれるのだから



                              遠い海風




些細な事でも嬉しかったりしますね。 ('ω')
何が嬉しいのか、その時で変わりゆく難しいこと。
いつかのどこかで、無くしたようでもっている。
思い出せたことに感謝して。

2017年9月9日土曜日

詩 207

     
    ∧∧∧∧
 _  (*´ω`(・ω・ )__
  |≡(  )(  )≡|
 `┳             ━┳
,..,..┴,...,...,...     ┴,,,,..






夜明けに肘笠雨 出窓の上は大賑わい 小さな足音が可愛らしく

激しい雨に行き場無くし 空を見上げて歌いだす 小鳥の歌が微笑み呼んで

朝の新鮮な始まり 伏せた気持ちは損をする 過ぎ去る前の大事な一日

共に歌えば気持ちは晴れ晴れ 朝の憂鬱吹き飛ばし 小鳥の歌は響き渡る



                             朝の小鳥





突然のお客様、驚くことが多いですね。 ('ω')
激しい雨が朝からだと嫌なものです。
少しの事で心が入れ替わる。
探して見るだけでも違う気がします。
形のないものにある価値。
大事にしていきたいものです。

2017年9月8日金曜日

詩 206

    ,,,,,
   ( ・ア
ヾ゙` (´・ω・)
 ゙ミ(ノ,,,,,ノ
   U'U



川の堰に鷺が立つ 小さな波紋を見つめ続け 流れる落ち葉物悲しげに

夏に育った水草に魚 秋が来ても育ちざかり 無数の波紋も今は少なく

目の前の事に動じない 心揺れても気にしない 波紋はいつも波になる

今だけではない事 静かな水面も波は立つ 少しの波紋は逆に美しく



                             堰の鷺




ぼっーとしているようでそうでない。 ('ω')
動物達には驚くことが多いですね。
事は大事に心は大きく。
波立てて暴れれば良くない事に。
水鏡のに揺れる波紋は美しいものです。

2017年9月7日木曜日

詩 205

|ヘ⌒ヽフ
| ・ω・)  
|⊂ ノ




桜の木に黄が差し 緑の芝生を斑に代えて 秋の色が夏を染めゆく

去れば愛しき暑さの日 名残の残る景色を追い また会う来年に心寄せ

過ぎ去らないとわからない 日々の大事な有難み 常に心に留め置いて

やがて山も衣かえ 黄に朱に鮮やかを纏い 過ぎた時あればこそ




                                   夏から秋




青と緑の季節から黄と朱の季節へ。 ('ω')
どちらも美しく鮮やかですね。
何か一つだけでは感じられない。
そんな事が沢山あると思います。
大事にしたいこと、心に抱きしめて。

2017年9月6日水曜日

詩 204

  ∠゙⌒"フ
  / ‘(・・)
  /  ( ・ω・)
  i (ノ   !つ
~゙:、..,__,.,ノ
   ∪∪




暑さも和らぎ心休まり 薄の穂が顔を出し始め 冷たい風に揺られだす

夏とは違う音がする 草木が何か囁いているような 雑音交じりの楽器に似て

美しい音色だけでは響かない 雑が混じれば善さも増して 長と短の不思議なところ

いつも同じになることはなく 流れ変われば何もかも 雑味もてば良さも増して



                                雑混じり






涼しい季節になりました。 ('ω')
風邪を引かないようにしたいですね。
完璧などなく、むしろ不完全に。
それがあるから人は生きていけるのでしょう。

2017年9月5日火曜日

詩 203

  ヘ⌒ヽフ
 (・ω・ )
 ゚(0,,,,,っ゚





夏の扉を後ろ手に閉め 秋の扉に手をかける 入口の向こうは晴れ渡る

静けさの中両手広げて 吹き抜ける風に熱はなく 実りの香りと恋しき橙の灯り

宝の山が目の前に それでも一握りあればいい 多すぎる宝は身を滅ぼす

秋の誘惑は魅力的 大事なものだけ手に取って いつの間にか落としてしまわないように




                           初秋の扉




美しきもの、美味しいもの、沢山の秋。 ('ω')
あれもこれもは持てませんよ。
本当に大事なもの。
離さないで両手で包み込んで。

2017年9月4日月曜日

詩 202

  ヘ⌒ヽフ
 (  ・ω・)∩))
  /    ⌒ヽ
 (人____つ_つ




三味線が鳴り響く 涼風抜ける裏路地の道 夏が去った空の下

足止め聞き入れば 庭石には昼寝猫 お気に入りの子守歌になり

忘れかけた和の景色 子供の頃に置いてきたような 今もあるはずの心持ち

また来たくなるように 昼寝猫に手を振って いつまでも耳を傾け歩く



                            和の音景色




ふとした出会いは価値がある。 ('ω')
何でもない事の方が、いい気持ちになれるものです。
日々の偶然に感謝して。
あの日の事、ずっと心持ちにして。

2017年9月3日日曜日

詩 201

 , -―-、、
/    ヘ⌒ヽフ
l  ( ・ω・)
ヽ、_ フづと)'
  人 Yノ
  し(_)





秋の初風が吹き始める 境内の古木が木陰を作り 優しく日差しを和らげ

古木の庭は集まり処 鳩達が今日も噂話し 人の手をひたすら見つめる

一撒き米が宙に舞う 手に乗り肩に乗り 恩恵残さず平らげる

神より賜りしもの 世を巡りてまた還る 忘れてはならぬ有難いこと

必死に米追う鳩の姿 人が夢を追うのに似て 見習うべき舞い姿


          
                            古木と鳩



秋になったようですね、少し暑くはありますが。 ('ω')
うまくまとまらない、そんな時もあるのです。
澄んだ空に飛ぶ鳩達。
人に近しいものに見習うこともある。








2017年9月2日土曜日

詩 200

 ミΨ彡ノノミΨ
 彡´・ω・`∩ 
  つ旦 ノ
 ゙O_ ノ
   (ノ




風船葛が屋根まで伸び 鈴なりに実った紙風船 優しく流れる滝のように

心の形の命の実 暑さで育った優しさの実 翠の中から鼓動の音がして

厳しさの中でも育ちゆく 空を目指して上に上へ 今でも誰でも持っている心

小さくとも人を和ます 姿だけでなく中身も 隠し持った優しい心 




                              風船葛





空まで伸びて、ずっとずっと先へ。 ('ω')
子供だけはなく、人はずっと持ち続けるでしょう。
色々な形で実にして。
繋ぎ紡いでいければ素晴らしいでしょう。

2017年9月1日金曜日

詩 199

   (::(⌒⌒⌒)
   |::l  ・ω・|/ 
  <::l      .|
   |::l___|
   / >





薄月夜に雨が降る 三日月は輝き雲照らし 晴れなのか雨なのか

雲の流れはいつでも早く 目を離せば何時かの所 動かぬ月も動いた気がして

出たり引っ込んだり 人の元気によく似ていて いつでも元気である必要はなく

雲に隠れればいい 出たくなれば顔を出す 月はいつでも輝いているのだから




                               三日月の雨




日々移ろいゆく、季節も変われば心も変わり。 ('ω')
いつでもそうであることはないと。
元気は気まぐれ、恥ずかしがり屋。
無くさないでいるのなら、それが大事な事。